著者の宝槻氏は、
高校を退学して、自宅学習で大検を取得し、
京都大学経済学部へ入学(しかも3兄弟全員!)したという
異色の経歴の持ち主!!
最初の著書を読んだ時には
スゴイのは父親であって、
息子さん自身は父親の手法をそのまま実践しているだけ、に見えたのですが(スミマセン)
それでも宝槻家が編み出した『探求式学習』は大変実践的なので、
個人的に参考になったポイントをご紹介します。
勉強の入り口は「正しい」より「楽しい」がポイント
従来の勉強の方法を疑い、つまらないはずの勉強を
子供の好奇心や探求心を刺激して面白いものに変える工夫が大事!
これからは知識量ではなく
「自分の頭で考える思考力」や
「新しいアイデアを形にできる発想力」が問われる時代であり、
それらの力を育てる最高の教材はテレビやマンガ、映画である。
私も「遊ぶように学ぶ」「楽しく学ぶ」をモットーに
小1王子の家庭学習に向き合っています。
人間、楽しくなければ何事も続かないし(笑)
つまらなくて苦しい勉強は我が子に強いりたくありません。
「これ面白い」「もっと知りたい」といかに思わせるかが
教える側の腕の見せ所ですよね( *´艸`)
漫画・本・TV・映画で効率よく「ストーリー」で学ぶ
たとえば漫画で幕末史や政治学を学び、
映画で偉人の生き様を学び、感動体験を得る。
本ではおすすめの学習教材を計78作品を紹介しています。
私自身も「点は覚えたが、線になっていない」ゆえに
身についていない(応用が出来ない)経験をしたことがあるので、
「ストーリー」で学ぶという方法は大賛成です。
ストーリーで概要を掴んでから、点で深く学ぶという学習法は
効率よく身に付くし、記憶の定着も良いので
勉強の入口にメディアを存分に活用すべきですね。
理科と社会を中心に勉強せよ
将来の仕事のほとんどが
理科(ものづくり・IT・環境・農業など)と
社会(金融・政治・流通・報道など)に関することで、
子どもの好きなことや個性の種は、理科と社会に埋まっている!
現代の教育では国数英中心で、
理科と社会はオマケのように扱われていますが
子供の将来に結びつく
「理科と社会こそ力を入れるべき」は目からうろこでした!
実は私自身は、地理や世界史、文化(社会)が好きで
比較文化学部のあるような大学へ行きたかったのですが
結局は潰しが効きそうな?英文科に流れてしまいましたが
入学してから非常に後悔しました;
理科と社会は実生活に結びつく面白い学問です。
王子もたぶん理科や社会は好きそうなので、
ぜひ伸ばしてあげたいです^^
音読・暗唱で言語力を鍛える
小さいころから言葉の力を磨き続けていると必ず頭はよくなる。
文章は何でも構わないという事でしたが
下記の2つの本をおススメしていました。
よく音読の宿題が面倒くさくて、
適当に聞いて丸付けしているという親御さんの声も聞きますが
私はきちんと音読させて、判定もありのままにしています(笑)。
ちなみに、読む題材は
教科書以外にも、図書館で借りた本や
子ども新聞の記事、漢字辞典、そのへんの説明書(爆)など様々。
どんな内容のものでも読めるようにしたほうが
語彙力も知識も増えて、
テストでどんな文章題に当たっても取っつきやすいかな、と。
以上、宝槻家の教えには良い刺激を受けられること必至なので
機会がありましたら是非読んでみてください(*^▽^*)