久しぶりに手に取った教育本が面白かったのでご紹介します。
『非進学校出身東大生が高校時代にしてたこと』概略
有名進学校からの合格者が極端に多い東大に、
在学中の先輩が一人もいない「東大非進学校」から合格した
現役東大生11名にインタビューをしたのが本書。
それぞれの勉強法や役に立った参考書や問題集、
予備校の活用法、勉強に適した環境づくりなど、
若者の気迫あふれる受験体験談に
東大を目指さずとも、役に立つ情報が掲載されています。
よく読んでみると、メンバーの多くが
中学受験で私立の中高一貫校へ通っていたり、
中堅校であっても特待生だったり、学年トップだったり、
帰国子女だったりするうえに、
学校の先生が一丸となって勉強を見てくれたり、
予備校に通い詰めだったり(=塾通いの費用がある)、
もとからの頭脳に加えて、
積極的な性格と恵まれた環境も好影響だったと思われますが、
(本書では非進学校ゆえに不遇と書かれていますが)
やはり尋常でない努力の賜物ゆえの合格であり、
個々人ドラマチックな体験談で読みごたえがありました。
人と違う経験が付加価値を生む
ドイツに住みながら高校へ行かずに、
3年間を東大のための独学に費やして合格した方の
「人と違う経験をしたからこそインパクトがある」というお話に感銘。
人と同じことを普通にやっているだけでは意味がない、
人とは違う付加価値を自分で見出して獲得していく手腕が見事で、
同じようにとは言わないけど、
中学受験にしても大手塾へ行くのが王道だけど、
我が家なりのやり方を見出していけたらカッコいいなぁと思いました^^
進学校で闘うより、非進学校でトップを独走
有名進学校では「東大に行くための学校生活」が当たり前だけど
非進学校(中堅校)であれば、青春を犠牲にすることもなく、
学年トップを維持できるので精神衛生上も良い。
そして有名進学校に行ったからといって、必ずしも合格できるとは限らない。
・・・私自身も、小学校の同級生が中学受験をして
有名私立に行ったにもかかわらず、一浪して
私と同じ大学の1年後輩として再会したときは大変驚いたものです。
人生の最終ゴールは大学であり、就職なのだから、
王子の中学受験も
偏差値の高い学校にこだわらず、
中堅校であわよくば特待生狙い(笑)でお願いしたいものだと
考えたりしちゃいました( *´艸`)マッタクノユメデスガ
東大行くなら「院」が狙い目らしい
ちなみに、大学で東大を目指すより、
別の4年制大学に通って、大学院で東大を目指したほうが入学しやすいし、
最終学歴が「東大の院卒・博士号」となるので、より就職に有利だと、
実際の東大院卒の知り合いが申しておりました。
まぁ、それも雲の上の話ですが(笑)。
東大に現実的な興味がなくとも、
勉強・進学を希望するうえで参考になる話が掲載されていましたので
機会があったら読んでみてください!若いっていいなぁ~って思います(笑)