先週、日テレ系朝の情報番組『スッキリ!』にて、
インド式教育法が取り上げられていたのをご覧になりましたか?
東京都江戸川区にあるインド人対象のインターナショナルスクール
「グローバルインディアンインターナショナルスクール(GIIS)東葛西キャンパス」
に密着取材、日本とは全く異なる教育システムに、目からうろこ!でした。
本来は、日本に住むインド人向けの学校であるにかかわらず、
「インターナショナルスクール」の中では比較的リーズナブルな学費で
レベルの高い授業など魅力的な面が多く、
日本人の親がこぞって通わせたくなる人気の理由がわかりました。
(GIISには幼稚園から高校まで約800人が通っており、約3割が日本人だそうです)
「インド式教育」とはどのようなもの?
・日本の年長から、小学校1年生がスタート(1年早い教育)
・授業は30分×10時限目まで
(トータル時間は長いけど、1授業が短いので飽きずに集中できる)
・休憩時間は10時のおやつと、ランチタイムの2回のみで(計40分)
授業の合間の休憩時間がない
・すべて英語での授業
・音読はみんなの前に出て読むプレゼン式
・朝礼ではボキャブラリーの練習として、
先生が選んだ言葉を生徒が校内放送で読み上げ、言葉の意味を学ぶ。
・5~6歳児(日本の年長児)から、必須科目として第2、第3言語を学習
・ヨガの授業がある(気持ちのコントロールや、呼吸を整え集中力を高める)
・小1~小2でタイピングの練習が始まり、
低学年までに基本的なパソコンの知識や文書作成ソフトの使い方などを学び
12歳にはほぼ全員の生徒が簡単なプログラミングが組める段階にまでになる
・算数・理科・語学の授業数が多い
・海外の有名大学など進学率100%
もはや、東大や早慶は眼中にありません!
世界に通用するグローバルな人材、
特にIT分野で活躍できる人材がこうして育っていくのですね。
算数の授業がスゴイ!
・インドの通貨「ルピー」を使って勉強
・6歳~7歳までに10の段まで習い、10歳~12歳までに20の段を習う。
・道具を使って学ぶ「算数ラボ」という授業があり、数式ではなく「視覚」で理解する
・主題を伝えてから教科書に入る(⇔ 教科書ありきの日本とは対照的)
・日本の年長児から「アバカス(簡易式そろばん)」と
「カウンティングボード(マス目に1から100までの数字が書かれたもの)」を使い、
足し算や引き算の導入、数字の配列の持つ数学的な概念の基礎作りをする。
我が家も「百玉そろばん」を幼少期から使っていたので、
6歳年長の今、足し算・引き算はスムーズに出来ています。
これは絶対買うべき知育玩具です!
これらの勉強に相当時間を費やすことで、
かけ算への移行をスムーズにし、習得を早めるそうです!
かけ算を「九九の丸暗記から」という日本の発想とはだいぶ違いますね。
ちなみに、インドでは未就学児に対して
「読み、書き、算数」を目的とする「幼児教育統合プログラム」が制定されており、
1年生になる前に算数を勉強することも、じつは国の教育方針なのだそうですよ!
家庭でインド式教育を取り入れるには?
一緒にこの放送を録画で見た、4月に小学1年生になる6歳王子。
「オールイングリッシュの授業は困る」と言っていたので、
残念ながら世界に進出は出来なそうですが(笑)、
理数・IT教育は積極的にしていきたいです。
6歳からのかけ算
インドでは、かけ算の学習は幼稚園のころから始まり、
7歳には3桁の計算を扱うそうです。
その学び方も、日本の丸暗記のように繰り返し訓練のみではなく、
子供が興味をもつような教材を用いて、
五感を使いながら数学の世界に入っていけるような工夫があるそう。
ドリルではなく、視覚的な教材で楽しく身に着けるのはとても良い方法ですね。
また、算数自体も教科書で数式を覚えるのではなく、
仕組みを学んでから教科書を読むという逆転の発想も参考にしたいと思います^^
6歳からのIT教育
私は最初からタブレットではなく、パソコンから導入したいと思っていたのですが、
旦那さんが勝手に王子用タブレットを購入(>_<)
王子が知らぬ間にプライム会員登録をしてしまったようで焦りました(苦笑)。
スマホ世代の平成生まれは放っておいてもタブレットは使いこなせるようになるので
やっぱり近々、王子専用のパソコンを購入して基礎を教えていきたいと考えています。
(我が家は夫婦ともに専用PC1台ずつ持っています)
図形を用いたお絵かきなどを通じ、
のちにプログラミングなどを学ぶ基礎作りをしていきたいですね。
幼少時から多様性に慣れる
今、保育園でとても仲良しのお友達がフィリピン人のハーフの子で、
日本語ペラペラで、英語は喋れないのですが
遠足弁当の中身が海外っぽかったり、英語表記だったことに興味津々だったそう。
他にも、4か国のハーフの子が在籍している今の園は、
多様性に触れるという意味では発見や学びがあって良いなと思います^^
また、幼少期に海外旅行8回した王子は、海外のニュースも身近で、
やっぱり早いうちから、いろいろな国や文化を見ておくことは、
偏見もなくなり、視野が広がって、子供の可能性を広げてくれると思います。
ちなみに、海外旅行やインターナショナルスクールに入れなくても、
なるべく海外の人とかかわる機会を親が持たせることが大事ですよね。
国際交流イベントへのお出かけもオススメですよ。
スピーチ・プレゼンに慣れる
まず基本は音読!
一方的に読ませるのは、まだ嫌がる子もいるので、
うちは「○」で区切って一文ずつなど、ママと交互に音読したりしています。
そのあと、親に向けて説明させたり、欲しいものをプレゼンしてもらったり、
「人より一歩前に出る」経験はなるべくさせていきたいです。
1科目を長く勉強するより、複数を短時間ずつ
自宅学習となると
「今日は国語を30分してから算数30分!」と設定しがちですが、
インド式にならって「音読を10分、計算を10分、漢字を10分、・・・」など
短時間で区切って集中してやるほうが、効率が上がりそうですね^^
英語教育に関しては、今後も秀でることはないと思いますが(笑)
最近はまったくやっていなかった英語の勉強ですが、
この番組に感化されて、昨日久々に、
英単語クイズ(私が発音して、王子が訳す)をしたら結構覚えていて、
これも幼少期に行った「英語耳を作る」効果があったのかな、と思います。
とにかくも、「日本の教育は遅れているわぁ~」を実感させられた内容でした。
2020年度の教育改革に注目ですが、学校まかせにせず、
まずは家庭での考えを変えていったほうが早そうですね(≧▽≦)