告知を受けた際に
父が「余命はどれくらいですか?」と医師に聞くと
有耶無耶にされたそうです。
もっと切迫している状態だったのが
医師にはわかっていたのかも。
病院で告知を受けた翌日から
すぐに寝たきりになり、
日に日に症状は悪化していきました。
末期のため治療薬も入院もなく、
訪問看護・訪問診療・訪問薬局をフル活用して、
自宅での看取りとなりました。
痛みを緩和するだけのケアで、
ただただ「その日」を待つだけの日々。
残された期間で出来ることはなんだろう。
父は子どもの頃から70年以上(!)、
某スポーツチームの熱烈なファンで
来る日も来る日も
すべて試合観戦(TV中継)のために
人生回っているというくらい
愛していました。
そんな父が、
もう中継を見る力も出ないほど
ぐったりしているのを見て
私は藁にもすがる思いで、
「どうか力になる言葉を一言でも」と
そのチーム宛てに手紙を書きました。
そしたらなんと!
すぐさま事務局の方(元選手)から
直々にお電話をいただき、
さらに超有名な方のサイングッズと
帽子を送ってくださいました。
届いたのが亡くなる1週間前。
記憶が少しずつ遠のくなか、
父は嬉しそうにプレゼントを触りながら
中学生の時に自転車をこいで見に行った
試合観戦の話をしてくれました。
意識があるうちに間に合って
本当に良かったです。
父は棺の中に
応援グッズを入れてほしいと言っていましたが、
いろいろ制約があり、
1週間前にいただいた布製の帽子だけ
一緒に入れることが出来ました。
(大好きなあんぱんも添えて(笑))
今頃、天国で思う存分、
あんぱんかじりながら
試合観戦していることでしょう。
最後に最高の親孝行ができました。
チームの皆様、
本当に有難うございました!
父に代わり、これからも
末永く応援させていただきます(*^-^*)
そして皆様、
次回からは通常運転に戻りますね。
お付き合いいただきまして有難うございました。