今回ご紹介する育児本は、
「賢い子どもの育て方」を基軸に、
歴史に残る世界各国の偉人36人のエピソード(親や家族にどう育てられたか)から
教育学博士の著者が、子育ての「ヒント」を導いていく一冊です。
有名な偉人たちがどのような環境で生まれ育ったか、
親のかかわりが彼らにどのように影響を与えたかを
端的にわかりやすく学べる良い本でした^^
育児の悩みは時代を問わず万国共通
この本の何が良いって、
代表的なお悩み(こういうときはどうすればよいの?)に対して、
「それなら、アインシュタインの育ち方に学ぼう」など、
それぞれのお悩み別に、
参考となる偉人のエピソードが1対1で紹介されていて、
とてもわかりやすいんです!
また、偉人のエピソードから得られるヒントは、
自信・行動力・語彙力・集中力・思考力・自立心・コミュケーション力など
意外な能力に繋がっていたりして、
短所だと思っていたことも
実は才能の芽なのかもしれない、と
読者に希望を与えてくれるんです( *´艸`)
子どもの想像力を豊かにさせてあげたい
→ アンデルセンの育ち方に学ぼう!
→ 仕事を失って貧乏だったけど、有り余る膨大な時間を息子との交流に使った父親。
(物語を話したり、モノづくりをしたり、森への散歩など)
子供のために時間を使うことが、子供の心を豊かにしていく。
仕事に恵まれていないと親自身が自分を卑下するのではなく、
一緒に過ごせる時間が大量にあると肯定的に考えれば
子どもの人生においてはプラスに作用する、という考え方に目からうろこ!
私も結婚について思い悩んだ時、
裕福なエリートだけど多忙すぎて時間が全くない彼より、
ワークライフバランスがほどほどの彼(=旦那さん)を選びました。
経済的にはもう少し上昇したいけど(笑)、
王子と遊ぶ時間に多くを割いてくれる旦那さんで良かったと思っています。
特に、毎晩2人で「プラキッズのおしゃべりごっこ」という遊びを
3歳からず~っと続けているのですが、
この時の父子はとても楽しそうで「THE・男の世界」!!w
王子も複数の役のセリフを自ら考えて発する事で、
想像力は磨かれてるかな~とも思います^^
算数が得意なようだけど、能力を伸ばす方法はある?
→ 伊能忠敬の育ち方に学ぼう!
→ 幼い時から寺子屋に通い始め、12歳で役人から算術の複雑な計算を学び、
さらに算術の知識が豊富な和尚のもとで住み込みで働いた。
少年時代からの英才教育で、能力は飛躍的に向上した。
理系に進ませたいのなら、
幼少時代からの徹底的な英才教育が功を奏するかも、とのこと。
我が家は夫婦そろって典型的な文系なので、
王子には是非とも理系に育ってほしいと思いつつ、
将来の夢は3歳からずっと「電車(京急)の運転士」なので
どうなるかわかりませんが、
理系的センスは持ち合わせた方が可能性は広がるだろうと思ってます。
算数分野では、良い師に出会えるよう情報収集も必要ですね^^
一般的な悩みから、不登校や障害児、離婚まで
偉人の育ち方エピソードは、現代の幅広いお悩みにヒントが沢山得られます。
時代があまりに違い過ぎるので、
現代にそのまま置き換えることは出来ませんが
親の接し方・考え方など共通する点を参考にしながら
希望を持って、育児に邁進できそうな1冊です(=^・^=)
同じ時代を生きる、最近の天才の話より、
昔は状況が過酷なので、ハッとさせられるところもあり
偉人が偉人たる所以に納得! あらためて敬意を払いたいと思います。